新型感染症の拡大を抑えるため、残念ながら今年のJEROBOAM GRAVEL CHALLENGEは中止となった。
涼しいイタリアの秋を熱く盛り上げるイベントとして、僕も開催を楽しみにしていた一人として中止が悔やまれる。
早く日常を取り戻し、来年からは変わらぬスタイルでJEROBOAMが開催されることを願うばかりだが、それを待てない冒険者たちの欲求を満たすべく、2020年9月19日より「SOLOBOAM GRAVEL CHALLENG」が開催される運びとなった。
世界各地に設置される3Tバイクエクスペリエンスショップをスタート/ゴールとし、極少人数で150kmまたは300kmのグラベル区間を含むコースを走破する共有型イベント。
見事完走したら、GPSデバイスにより記録したログデータを提出し認定してもらうスタイルのため、一人でも、いつでもチャレンジが可能だ。
早速プランを組み、日本では敬老の日として祝日になる9月21日、2名で150kmのコースにチャレンジする。
ここからしばらくはターマック区間となる。グラベルパートに入る前にタイヤの空気圧は下げておいたが、
この後もグラベルパートは出現するし、何より低圧だと乗り心地が良く、それでいてペダリングの重さは感じないので、
しばらくこのまま走ることにする。
ここから先はターマック区間となる。時間に追われないショートトリップではあるものの、少しのんびりし過ぎたようで
日没が迫ってくる。とは言え美しいマジックアワーに思わずビンディングペダルをリリースし、代わりにカメラを構える。
いま目の前に広がるこの瞬間の光景は、明日は決して見ることはできないのだから。
早朝に中心市街地を離れ、山深いグラベルロードを何か所も抜け、普段はじっくり見上げることも少なくなってしまった
夕焼けに心を打たれ、日没も怯まずに帰着。走行距離は約153km/獲得標高約2600mは決して易しくはないが、
ロードバイクや、マウンテンバイクとは異なった遊び方ができるグラベルバイクならではの魅力を、今回のSOLOBOAMで
改めて知ることとなった。新型感染症は世界を脅かし続けているが、大勢ではもちろん、少人数でも楽しめて、
密集状態にもなりにくいサイクルスポーツは、時代にマッチした素晴らしいレクリエーションであると実感した。
I left the city early in the morning, passed through several gravel roads, was impressed by the sunset,
which I rarely look up at, and returned without fear of sunset.
The mileage is about 153km / altitude of about 2600m, which is not easy, but I learned a lot from
SOLOBOAM about the charm of gravel bikes that can be played differently from road bikes and mountain
bikes. The Covid-19 continues to threaten the world, but I realized that cycle sports, which can be
enjoyed by a large number of people as well as a small number of people and are less likely to be
crowded, are a wonderful recreation that matches the present age.
走行距離:152.96km
獲得標高:2323m
走行時間:8時間55分
平均速度:17.1km
所要時間:13時間30分